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補助金申請ミス 500万円得られず 那覇市の口腔保健事業


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 那覇市が2022年度に実施している口腔(こうくう)保健推進事業を巡って、市が補助金申請をしなかったことで国から得られるはずだった約500万円が交付されていなかったことが8日、分かった。同日の市議会定例会一般質問で根間秀夫健康部長が湧川朝渉氏(共産)の質問に答えた。市は同額を一般財源から充当しており事業への影響はない。

 市健康増進課によると、22年度事業に関する補助金の申請期限は22年10月15日だったが、那覇市や申請窓口である県双方の認識不足などにより申請期限に間に合わなかった。一方、23年度事業分の補助金は申請済み。補助金は会計年度任用職員の人件費などに充当するものだった。

 根間部長は「補助金の交付申請を逸してしまい深くおわび申し上げる」と謝罪し「今後、補助金交付申請については国や県と緊密に連携を図り、再発防止に努めたい」と語った。

 (吉田健一)