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飲酒した翌日は運転控えて


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 12月や1月はお酒を飲む機会が増えます。飲酒運転で摘発された人から「アルコールは抜けたと思った」といった発言も聞かれます。
 純アルコール20グラムを含む酒量をアルコール1単位と呼びます。アルコール健康医学協会によると、体重約60キロの人が1単位のお酒を30分以内に飲んだ場合、アルコールは約3~4時間体内にとどまります。個人差があるため、体質的にお酒に弱い人などは、もっと長い時間がかかります。
 1単位を各種アルコール飲料に換算すると、ビールは中びん1本(500ミリリットル)、日本酒は1合(180ミリリットル)、ウイスキーダブル1杯(60ミリリットル)、泡盛コップ半分(100ミリリットル)が目安となります。
 忘年会などで2から3単位程度飲んでしまうと、分解されるまで約6時間から12時間かかることになります。深夜まで飲んでいると翌日も体内にアルコールが残っているため、二日酔いとなってしまいます。その状態で運転すると飲酒運転になります。お酒を飲んだ翌日も運転を控えるようにしましょう。
 日本損害保険協会沖縄支部では、浦添市牧港交差点のデジタルサイネージと遊技場サンシャインのタウンビジョン11カ所で12月から1カ月間、金武町交差点のデジタルサイネージで2カ月間、飲酒運転根絶を訴える動画を配信して、ドライバーへの注意喚起を行っています。
 「飲酒運転をしない、させない、許さない」を合言葉に、沖縄県の飲酒運転を根絶し、新しい年を迎えましょう。