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沖縄税関が特別警戒開始/年末の密輸防止強化


沖縄税関が特別警戒開始/年末の密輸防止強化 検査場で旅客を誘導する税関職員ら=12日、那覇空港税関検査場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄地区税関は年末にかけて出入国者や貨物の増加が予想されることから、12~20日を年末特別警戒期間とし、不正薬物や拳銃、テロ関連物資などの密輸防止の取り締まりを強化している=写真。12日に那覇空港税関検査場で出陣式を開いた。
 庄子真憲税関長は「厳格に取り締まるとともに、県民の皆さんに情報提供を呼び掛けていく」と話した。検査場では税関職員が海外から到着した旅客に滞在目的や期間を確認し、荷物に密輸品が含まれていないか検査した。麻薬犬の巡回による検査も行われた。
 沖縄地区税関によると、1~6月までの不正薬物の密輸による摘発は24件(前年同期比9件増)、押収量は約4090グラム(同約4.8倍)と大きく増加している。密輸方法の内訳は航空機旅客などで8件、国際郵便物の利用で16件。
 密輸に関する情報提供は密輸ダイヤル0120(461)961まで。