国の天然記念物ツシマヤマネコの絶滅を防ぐため、環境省の「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」(長崎県対馬市)が、自然環境で生き抜けるよう訓練した雄1匹を来春、初めて野生に戻す方針を固めたことが15日、分かった。同施設として初の野生への「放獣」で、約10年越しの計画の一つの成果となりそうだ。
今回放獣する雄「ひかり」=写真・環境省厳原事務室提供=は野生下で生まれた。23年7月に交通事故に遭い保護された。当時は推定生後2~3カ月だった。
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ツシマヤマネコ 初の野生へ放獣/環境省の保護施設
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琉球新報朝刊
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