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沖縄クリーン工業にキャップ30キロ分寄贈/農林中央金庫那覇


沖縄クリーン工業にキャップ30キロ分寄贈/農林中央金庫那覇 エコキャップを受け取った沖縄クリーン工業の前田裕樹社長(右から3人目)、寄贈した農林中央金庫那覇支店の坂本賢修支店長(同4人目)、沖縄県農業協同組合の豊川亜紀総務部次長(左から2人目)、九州信漁連沖縄統括支店の宮城敦営業部次長(左端)=西原町の沖縄クリーン工業西原事業本部
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 農林中央金庫那覇支店(坂本賢修支店長)は11月29日、県農業協同組合、九州信用漁業協同組合連合会沖縄統括支店と協力して集めたペットボトルのキャップ1万2556個、29.2キロを沖縄クリーン工業(前田裕樹社長)に寄贈した=写真。
 坂本支店長は「誰でもすぐにできるSDGs活動として半年をかけて集めた」と思いを託した。エコキャップ活動は全国で取り組まれる一方、沖縄では県外に運び出す輸送費がかさみ、キャップを破砕する時の機械の故障や保管の負担も大きい。受け取った前田社長は「各社と連携して県内で資源循環できる仕組みをつくりたい」とアイデアや協力を呼びかけ、作業を行う工場を案内した。
 県農協の豊川亜紀総務部次長は「廃プラを素材にした粗品など利用先を考えたい」、九州信漁連沖縄統括支店の宮城敦営業部次長は「使わなくなったモズク網などは自分たちも悩み。再利用を事業化できないか、意見交換したい」と次の連携に意欲を見せた。