沖縄や東アジアの歴史などを考える「南京・沖縄をむすぶ会」の会員らは19日に那覇市泉崎の琉球新報社を訪ね、「南京平和友好訪問団報告集」の発刊を報告した=写真。
日中戦争さなかの1937年12月、日本軍は南京を占領し、短期間に捕虜や一般住民を殺害。女性への性暴力を重ねた。南京大虐殺への理解を深めようと、南京・沖縄をむすぶ会は10月20~24日に南京を訪れ、集団埋葬地や慰安所跡、記念館などを回った。報告集は全58ページで、訪問の詳細や感想、両親が南京大虐殺を生き延びた「証言者」の証言もつづられている。
南京平和友好訪問団の沖本裕司団長は「沖縄戦体験者からの反響が大きい。今後も交流を続け、南京大虐殺の『幸存者二世』と戦争体験者の橋渡しの役割をしていければ」と話した。一冊500円。300部印刷し、申し込みが多ければ増刷する。問い合わせは沖本さん、電話090(1948)6673。
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南京訪問報告集を発刊 「むすぶ会」大虐殺証言も
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琉球新報朝刊
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