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志ぃさーさんが ハワイへ100万円 山火事復興を支援


志ぃさーさんが ハワイへ100万円 山火事復興を支援 独演会の収益金などを寄付する藤木志ぃさーさん(左)と受け取る沖縄ハワイ協会の大城浩会長=22日、那覇市の県庁記者会見室
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄ハワイ協会(大城浩会長)は22日、甚大な山火事が起きた米ハワイ・マウイ島を支援するために8月に発足した「ちむぐくるプロジェクト」で募った寄付金が、7千万円を超えたと発表した。同日、うちなー噺家の藤木志ぃさーさんが、自身の独演会による収益金など100万円を同協会に寄付した=写真。
 沖縄ハワイ協会によると、寄付金は18日現在で6980万円に上っており、同日の藤木さんの寄付で7千万円を超えるという。寄付金は来年3月末まで受け付けるが、現地の復興状況を見てさらに寄付を募るか検討するとしている。
 藤木さんは独演会で、ハワイに移民した沖縄出身者が戦後、沖縄に550頭の豚を贈った逸話を落語で伝えた。その際の収益金などで集まった100万円を寄付した。藤木さんは「想定以上に集まった」と驚いた様子。「豚が贈られた際はマウイ島からも沖縄に寄付があった。今回はうちなーのちむぐくるで(マウイ島を)助けたいという沖縄の人の思いがあったのかも」と推測した。大城会長も「沖縄とハワイの深い友情を感じる。今度は自分たちが助ける番と思った人が多かったのかもしれない」と話した。 (田吹遥子)