飲酒運転根絶や歩行者事故防止の環境づくりに向け、飲酒運転根絶県民大会と交通安全フォーラム(主催・内閣府、県、県議会、県警)が20日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで同時開催された。交通安全フォーラムの開催は県内では初めて。会場には関係者ら約600人が足を運んだ。
基調講演は、30年前にアルコール依存症を患った夫が飲酒運転による人身事故を起こした経験から、加害者の家族として飲酒運転の予防活動を行う県飲酒運転根絶アドバイザーの大田房子さん=写真=が行った。被害者への申し訳なさや夫を支える苦悩について語り、「地域の輪の中から飲酒運転を根絶させましょう」と呼びかけた。
大会は空手家の喜友名諒さんらによる空手演武で幕開けした。県警や福祉・学童保育の関係者らによるパネルディスカッションや、小禄高校書道部による書道パフォーマンスも行われた。
県警によると、今年11月末時点の飲酒運転の摘発は1022件(前年同期比192件増)で、飲酒運転による人身事故は66件(同比20件増)。歩行者関連の事故は9月末時点で354件(同比56件増)といずれも増加傾向にある。 (西田悠)
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飲酒運転「地域から根絶を」 浦添で県民大会
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琉球新報朝刊
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