【南大東】2023年度北朝鮮人権侵害問題啓発週間作文コンクール(主催・政府拉致問題対策本部)で、南大東村立南大東中学3年の池田七星さん(15)が優秀賞に決まった。応募総数3572作、うち中学生の部は1945作で、最優秀賞(1作品)に次ぐ賞。池田さんは、北朝鮮による拉致問題を知る中で「かわいそう」ではなく「つらい」と感じるようになったといい、「この問題を『自分ごと』として真正面から考えられた」とつづった。
受賞を受けて「驚いた。拉致問題について発信していきたい」「北朝鮮の全員が悪いのではない。固定観念を持たないようにしたい」と話した。授賞式は16日に東京で行われた。
作文タイトルは「『自分ごと』として考えること」。池田さんは県代表として、8月に東京で「拉致問題に関する中学生サミット」に参加した。そこで拉致被害者の横田めぐみさんの弟・拓也さんの講話を受けた。「その場にいたような気持ちになり、鳥肌が立った」と記して「本当の心情は当事者にしか分からないが、知ることはできる」とした。さらに関心を持つことが「問題解決につながるのではないか」と書いた。 (岩崎みどり)
有料
池田さん 全国優秀賞 南大東中3 北朝鮮人権問題作文
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琉球新報朝刊
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