第11管区海上保安本部那覇航空基地は22日、4月から約8カ月間の訓練や研修を積んだ新任の機動救難士、大濱広樹さん(32)=浦添市出身=と秋間匠さん(27)=東京都出身=に機動救難服(オレンジ服)を貸与した=写真。南條新一郎基地長は「機動救難服に誇りを持ち、正義仁愛の精神に基づいて力を尽くしてほしい」と訓示した。
機動救難士は全国10カ所の航空基地に配置される精鋭で、経験を積んだ潜水士から選抜される。海上の遭難や船舶での傷病が発生した際、ヘリで現場に向かい上空から降下して救助に当たる。
貸与式後に訓練塔でのリペリング降下訓練が披露され、2人はビル4階建てほどの高さからロープで降下し、歯切れのよい声掛けと機敏な動きで救助の動きを確認した。
大濱さんは「海難の現場は厳しいが、冷静さと熱意を持って行動したい」と意気込んだ。秋間さんは「先輩方の教えに恥じぬよう、強い気持ちで1人でも多くの人命を救助したい」と語った。
(西田悠)
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新任救難士にオレンジ服 11管那覇航空基地
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琉球新報朝刊
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