京都市中京区の華道家元・池坊の道場で5日、「初生け式」が行われた。全国から参加した6~95歳の門弟約750人が1年の精進を誓って花を生けた=写真。新春を祝う恒例行事で、稽古始めに当たる。
一部の門弟が華道発祥の地とされる「六角堂」で上達を祈願した後、隣接の道場や池坊の会館で一斉に花を生けた。池坊専好次期家元は「花の表情をよく見て」「ゆったりと生けましょう」と声をかけ指導。自らも松や梅などの材料で「希望」をテーマに初生けした。
京都五花街の一つ、先斗町の舞妓(まいこ)市琴さん(19)も参加。能登半島地震の被災者を念頭に「安らぎを少しでも与えられるように生けました」と話した。
池坊によると、生け花は室町時代に成立。各流派の中で池坊は最も古い歴史を持つとしている。
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老若男女 華道の精進誓い/京都・池坊「初生け式」
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琉球新報朝刊
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