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地震保険の加入検討を


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 元日に能登半島で発生した最大震度7の地震により、北陸地方では甚大な被害に見舞われました。津波による被害も発生しています。
 沖縄県でも2018年3月に西表島で震度5弱の地震が発生しています。海に囲まれているので、津波による被害も考えられます。地震などの災害には、日頃からの備えが大切です。
 地震への備えには、例えば、(1)住宅の耐震補強やブロック塀、石塀の補強(2)家具などの転倒・落下防止対策や配置の工夫(3)家族での避難場所、避難経路の確認(4)備蓄品や非常持ち出し品の用意(5)被災後の生活を支えてくれる地震保険への加入などがあります。
 地震や津波による住宅や家財の損害は、火災保険では補償されません。地震保険に加入する必要があります。また地震保険は火災保険にセットして加入することになっています。火災保険の契約期間の途中でも加入することができます。
 22年度の沖縄県における地震保険の付帯率は57・6%です。全国平均の69・4%より11・8ポイント低く、全国で46番目となっています。(損害保険料率算出機構調べ)
 地震による被害で、家屋の建て直しや修繕、家財の買い替え、仮住まいの手配などが必要となる場合があります。地震保険で支払われる保険金は、こうした生活再建のための費用に充てることができます。地震への経済的な備えとして、ぜひご検討ください。
 詳しくは損害保険会社、代理店にお問い合わせください。