ヤングケアラーや生活困窮世帯を支援 「りゅうちゃん子どもの希望募金」受付中 琉球新報社


ヤングケアラーや生活困窮世帯を支援 「りゅうちゃん子どもの希望募金」受付中 琉球新報社
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 琉球新報社と県共同募金会(湧川昌秀会長)は「りゅうちゃん子どもの希望募金」の受け付けを1月から3月の期間、テーマ型募金(特定の課題解決のために募金を集める取り組み)として広く県民に呼び掛けます。

 「りゅうちゃん子どもの希望募金」は、困窮世帯の子どもの育ちと学びを支援する取り組みを広げようと、2016年1月に始まりました。

 物価上昇などに伴い生活困窮世帯の増加で、子どもたちを取り巻く環境の厳しさが懸念されます。その解消を図るためには、社会全体で取り組む必要があります。県民の皆さまのご協力をお願いします。

窓口振り込み手数料なし

 りゅうちゃん子どもの希望募金は2023年12月31日現在、県内の金融機関に開設した専用口座への入金を含めて総額740万8192円が寄せられています。内訳は、企業・団体26件と個人78件です。

 専用口座は沖縄銀行、琉球銀行、沖縄海邦銀行、沖縄県農業協同組合、コザ信用金庫。それぞれの金融機関の窓口での振り込みは、手数料が免除になります(ATM、インターネットバンキングを利用しての振り込みは手数料がかかります)。募金は琉球新報本社、支社・支局、県共同募金会でも受け付けています。寄付者には税制上の優遇措置があり、個人の場合は、所得税・個人住民税の控除、法人の場合は、法人税の控除対象となります(沖縄県共同募金会発行の領収書が必要です)。

 寄せられた募金は、子どもの居場所や学習支援、ヤングケアラー支援、生活困窮世帯の一時生活支援、子どもや子育て世帯支援に取り組む民間団体に助成します。昨年度は49団体に総額1457万1千円を助成しました。

 募金に関する問い合わせは、琉球新報総務企画局、電話098(865)5134。県共同募金会、電話098(882)4353まで。