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悩み共有し「前向きに」 ダウン症親の会・たんぽぽだん、20周年祝う


悩み共有し「前向きに」 ダウン症親の会・たんぽぽだん、20周年祝う たんぽぽだんの設立20周年を祝ったパーティー=4月24日、那覇市保健所
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 ダウン症の子どもがいる親たちが集う「ダウン症親の会たんぽぽだん」が設立20周年を迎え、記念パーティーを4月24日、那覇市保健所で開いた。代表の仲地和代さん(61)が「根を広げ、踏まれても立ち上がるたんぽぽのように前向きに進みたい」とあいさつした。

 仲地さんが呼びかけ、医師や保健師らの支援を受けて2004年に発足した。仲地さんも長男がダウン症で、「障がいがある子が生まれて不安を抱える親に『大丈夫だよ』と声を掛けてあげたかったし、私自身も誰かとつながっていたかった」と振り返る。

 現在は定例会を毎月1回、那覇市保健所で開いている。これまで約180人が会に参加。悩みや不安を共有し、助け合う場となっている。子どもに体を動かせる場をつくろうと、親子で取り組む創作太鼓とバスケットボールのチームもそれぞれ月2回活動している。

 パーティーには約50人が出席。20年の歩みを紹介する写真や太鼓の演奏が披露された。

 たんぽぽだんについての問い合わせは那覇市保健所地域保健課、電話098(853)7962。