子ども関連の施策を全庁的に進めるための「県こども計画」を策定している県こども若者政策課は、子どもの意見表明の場を県内各地の小中学校で設け、計画に反映させる。27日には浦添市立港川小学校で初めて取り組み、6年生からアンケート形式で意見を聞いた。
この日は、音楽教室に集まった6年生約170人を前に、同課の職員が子どもの権利や県こども計画について説明。児童からの「『公園にバスケットリングを置いて』と書いたら聞いてもらえますか」との質問には、「みんなの声をとりまとめ、計画にどう反映させたかを来年3月に説明する」と答えていた。
アンケートは将来の夢を尋ね、どんな応援を望むかなどを質問。「近くに公園を造ってほしい」「褒めたり励ましたりしてくれる大人がいい」といった意見が並んだ。
同課は、うるま市、石垣市、久米島町の小中学校でも同様の取り組みをする。
(宮沢之祐)