名桜大3年生の萩原愛さん(21)は23日、カプセルトイを活用したオリジナル商品「はいさいパス」の売り上げの一部として、3万円をおきなわこども未来ランチサポート(実施主体・日本郵便沖縄支社、琉球新報社)に寄付した。「もっと持続可能なプロジェクトに伸ばし、地域を盛り上げたい」と意気込む。萩原さんは昨年12月、地元企業などの協力を得て名護市でクリスマスイベントを開き、参加者1600人を集めて市内の子ども食堂に8万円相当の商品を寄付した。大成功だったが持続性に課題を見いだし、沖縄の魅力を元に地域の外からお金を引き込もうと観光客向けの商品を考案した。
「もともと大好き」というカプセルトイに着目して約200社に営業してホテルやレンタカーなど15施設にマシンを設置。飲食や小売りなど70店舗のお得なクーポンが入ったカプセルを販売し、7~9月で522個、26万円以上を売り上げた。「たくさんの協力のおかげで実現できて感謝しかない」と繰り返しつつ「カプセルトイのワクワク感と、地域ならではの魅力を掛け合わせて『これがあるから沖縄に行こう』と思われるものを創りたい」と話した。
(黒田華)