prime

当事者の会、救済申し立て ジャニーズ問題


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーは11日、ジャニーズ事務所からの謝罪や被害回復、再発防止策を定めることを求め、日弁連に人権救済を申し立てた。
 申し立てたのは、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害を訴える9人。
 会の平本淳也代表は東京都内での記者会見で「被害の状況は長く続き、引きずるもので、傷は癒えない。人権を侵害されていると言えるのではないか」と話した。
 石丸志門副代表は「過去の実態調査を求める意味でも申し立てには意義がある」と強調した。
 申立書や代理人弁護士によると、いずれも中学生の時に初めて被害に遭った。不安や恐怖にさいなまれた上、喜多川氏に嫌われるとスターになる夢がついえてしまうとの強迫観念から、加害行為を拒むことなく耐え忍んだ、としている。