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旧駐機場使い離陸 嘉手納、米軍救難ヘリ


旧駐機場使い離陸 嘉手納、米軍救難ヘリ 旧海軍駐機場から離陸するHH60G救難ヘリコプター=11日、米空軍嘉手納基地
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】米空軍嘉手納基地内の旧海軍駐機場から11日午後3時50分、同基地所属のHH60G救難ヘリコプターが離陸した。同機はパパループからエンジンをかけた状態で旧海軍駐機場に移動し乗組員を降ろした後、離陸した。
 目撃者によると基地内を低空飛行し一気に上昇した後、基地外に出た。その後、道の駅かでなから嘉手納弾薬庫の上空を旋回して嘉手納基地に戻ったという。目撃者は「目の前にヘリが迫ってくるような感じで初めて見る光景だった。驚いた」と語った。
 旧海軍駐機場は嘉手納町屋良の民間住宅地に近く、騒音や排ガスの悪臭が問題化していた。1996年の日米特別行動委員会(SACO)の最終報告で移転が合意され、2017年1月に沖縄市側の別の場所へと移転した。一方で、航空機がエンジンを稼働したまま駐機・自走する様子がたびたび確認されている。
 (名嘉一心)
旧海軍駐機場から離陸するHH60G救難ヘリコプター =11日午後3時50分ごろ、米空軍嘉手納基地