ひったくり 少年3人が関与か 那覇・松山 防犯カメラに姿


ひったくり 少年3人が関与か 那覇・松山 防犯カメラに姿 パトカー(資料写真)
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 那覇市松山の公園で日本語学校に通う外国人女性(22)が、3人組の男に現金約20万円が入ったバッグを奪われたひったくり事件で、公園から近い場所に設置された防犯カメラにバッグのような物を抱え、走って逃げる3人組の姿が映っていたことが、14日までに分かった。目撃情報などによると3人は高校生ぐらいの年齢で少年とみられる。那覇署は同日までに3人を割り出し、任意で話を聞いているとみられる。

 事件は11日午後10時45分ごろ、那覇市の松山公園で自転車に乗っていた女性(22)が、背後から走ってきた3人組にバッグをひったくられた。女性にけがはなかった。

 防犯カメラには事件発生の約20分前に公園に向かって歩く少年風の3人が映っていて、その後、バッグのような物を抱えて逃走する様子が確認された。3人は背後を気にしながら逃走を続け、途中で物を落とすなど慌てた様子だった。逃走する3人を目撃した女性は「体が大きく見える若い男3人が公園内を走って逃げていった」と話した。

 那覇市内では4月に、会社員男性から現金約8千円が入ったウエストポーチなどをひったくったとして、窃盗容疑で那覇市の男子中学生(当時14)が逮捕され、共謀したとして、14歳未満の男子中学生も補導された。