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ビッグモーター本社捜索 警視庁など 街路樹損壊 関与疑い


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れるなどした問題で、警視庁と神奈川県警は15日、器物損壊容疑で東京都港区の本社を家宅捜索した。各地の自治体などの土壌調査で除草剤の成分が相次いで検出されており、川崎市の調査では本社の「環境整備推進委員」が一部店舗に伐採を指示していたことが判明。警視庁などは散布や伐採について、本社の関与を調べる。
 警察庁によると、15日夕までに16都県で計38件の被害届が出ている。自動車保険金の不正請求など、一連のビッグモーターの問題を巡り、警察による本社の捜索が明らかになるのは初めて。
 警視庁と神奈川県警は15日午前10時ごろから港区の六本木ヒルズ森タワーに入る本社を捜索。午後7時15分ごろ、捜査員が段ボール箱を運び出した。同社は「捜査に全面的に協力していく」とコメントした。