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オスプレイ 新石垣の1機は離陸 市民ら「二度と来ないで」


オスプレイ 新石垣の1機は離陸 市民ら「二度と来ないで」 右翼のプロペラ付近で作業する米兵ら=16日午前11時ごろ、新石垣空港
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【石垣】新石垣空港に14日午後に緊急着陸し、駐機し続けていた米海兵隊のMV22オスプレイ1機が16日午後に離陸し、海上での試験飛行後、所属する普天間飛行場に戻った。石垣市では10月に日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン(RD)23」で陸上自衛隊のオスプレイが新石垣空港へ飛来する計画がある。市民らはオスプレイの飛来が続く現状に反発し、この日午前、空港の西側フェンス沿いで「軍用機は民間空港に来ないで」と抗議の声を上げた。
 沖縄防衛局によると、緊急着陸していた機体は16日午後1時3分に離陸し、同2時16分ごろ、宜野湾市の普天間飛行場に着陸した。午前中は民間機が離着陸する中、米兵らが右翼のプロペラ付近に脚立を立てて作業を続けていた。
 午前10時ごろ、市民団体「平和憲法を守る八重山連絡協議会」のメンバーや親子連れら約10人が、オスプレイが見えるフェンス沿いに集まった。強い日差しが照りつける中、「石垣、沖縄、日本の空にオスプレイは飛ばないで」と求めた。
 マイクを握った白玉敬子さんは「私たちは戦争につながる一切のものに反対し続ける」と力を込め、平地ますみさんは「オスプレイは二度と石垣に来ないでほしい」と訴えた。
 (照屋大哲)