有料

<はと笛>


<はと笛> 頭部から紙が見つかった木造弥勒菩薩坐像(広島県福山市提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ○…広島県福山市の明王院は19日、木造弥勒菩薩(みろくぼさつ)坐像(県重要文化財)の頭部から折りたたまれたとみられる紙が見つかったと発表した。文字などが記されている可能性があり、内容の分析を進める。
 ○…同院の片山悦子事務長は「制作時期や意図、仏師が判明すれば過去を伝える貴重な発見になる」と期待している。
 ○…仏像は、同院にある国宝・五重塔の本尊。劣化が進み、7月から全身の解体修理をしていた。制作時期を記録した資料は見つかっていないが、塔と同じ南北朝時代と推定できるという。