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梁仮留め後落下か 東京・転落死傷 あすにも検証


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 JR東京駅近くのビル建設現場で鉄骨の梁(はり)と共に作業員5人が転落し、死傷した事故で、梁は7階部分に仮留めされた後、クレーンのワイヤを外した際に落下したとみられることが20日、警視庁への取材で分かった。
 捜査関係者によると、警視庁は既に安全管理の担当者から事情を聴き、仮留めが不十分だった可能性があるとみている。22日にも業務上過失致死傷の疑いで現場検証し、事故原因を調べる方針。
 5人は2次下請けの建設会社の従業員で、事故があった19日は梁を設置する作業をしていた。警視庁はいずれも仮留めした梁の上にいて、体と梁が命綱となる安全帯でつながれていたとみている。この日に設置した7階部分の別の梁4本も一緒に落下したという。