普天間の母親が感じる「ホントの平和」とは　「女性の主張」中央大会　与那城さんが沖縄県知事賞

　女性の自己啓発と地位向上などを目的に、第55回女性の主張中央大会（主催・県女性連合会、琉球新報社、ラジオ沖縄、沖縄テレビ放送）が20日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。県内6地区の代表11人が発表し、女性会の活動や仕事、家族などについての体験を述べた。

　最高賞の県知事賞は「普天間の母親が感じる『ホント』の平和とは」の演題で発表した、宜野湾市女性連合会の与那城千恵美さんが受賞した。

　普天間在住の与那城さんは2017年12月、子どもが通っていた保育園に米軍ヘリの部品が落下した事をきっかけに、平和について考えるようになった。大人がしっかりと沖縄や日本の現状に目を向け、平和を真剣に考えるべきと決意を語った。

　今年4月、沖縄県婦人連合会は沖縄県女性連合会に名称変更し、それに伴い大会名も婦人の主張中央大会から女性の主張大会に改めた。

　その他の入賞者は次の通り　（敬称略）

　【県教育長賞】津嘉山千代（宮古地区婦人連合会）【県女性連合会長賞】阿波根一子（伊江村婦人会）【琉球新報社長賞】赤嶺広美（南風原町女性連合会）【ラジオ沖縄社長賞】宮良妙子（石垣市白保婦人会）【沖縄テレビ放送社長賞】島袋未来（大宜味村婦人連合会）【県畜産振興公社理事長賞】高橋加代美（読谷村婦人会）【奨励賞】上原沙由理（宮古地区婦人連合会）飯島清美（浦添市婦人連合会）比嘉元美（南大東村女性会）嵩田真紀（石垣市宮良婦人会）

　（玉寄光太）