離島でのパンデミック対策と科学技術 26日午後9時から、高山医師ら語る OISTと琉球新報がオンラインイベント 


離島でのパンデミック対策と科学技術 26日午後9時から、高山医師ら語る OISTと琉球新報がオンラインイベント  右上から時計回りに、高山義浩氏、玉城絵美氏、ヘザー・ヤング氏、マヘッシュ・バンディ氏
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 第78回国連総会に合わせて12日に開幕した科学サミットの一環で沖縄科学技術大学院大学(OIST)と琉球新報が26日午後9時から開くオンラインイベントに向け、OISTのヘザー・ヤング副学長は「コロナ禍に何が行われたのかを立ち止まって再評価する必要がある。現場に立ち会った科学者の議論の目撃者になって」と参加を呼びかけた。

 テーマは「パートナーシップと長寿の島・沖縄のCOVID19 離島におけるパンデミック対策と科学技術」。医療の現場と政策の両面で尽力した県立中部病院の高山義浩医師、HCI(ヒューマン・コンピューター・インタラクション)の世界的な研究者で起業家の玉城絵美教授(琉球大)、マスクの材料製作機や医療用酸素濃縮装置を開発した物理学者のマヘッシュ・バンディ教授(OIST)が登壇する。

 ヘザー副学長は科学サミットについて「科学技術がどのようにSDGs(持続可能な開発目標)に寄与しているかを発信する場」と説明。沖縄は国内でも新型コロナによる死者が少なく、医療体制は沖縄モデルとして注目されている。

 今回のテーマを「サミット事務局から全世界に共有すべき話題と評価された」と話し「過去を振り返って自分たちが乗り越えたことに自信を持ち、未来を見よう」と意義を語った。申し込みはhttps://bit.ly/3EBN0KIから。24日締め切り。参加無料。