有料

食材費を過大徴収 120カ所運営の障がい者施設


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 12都県で障害者向けグループホームを運営する会社「恵(めぐみ)」(東京都港区)が、群馬、神奈川、愛知3県にある施設で利用者から食材費を過大に徴収していたことが21日、自治体への取材で分かった。厚生労働省は、障害者虐待防止法が禁止する経済的虐待の疑いがあるとして、同社のグループホーム約120カ所がある自治体に事実関係の調査を要請した。さらに拡大する可能性がある。
 千葉県のグループホームでは、利用者への職員の言動で心理的虐待があったと自治体に認定されていたことも判明した。
 厚労省令は、グループホームの運営事業者は利用者から食事の材料購入に必要な実費のみを徴収すると規定している。