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政治へ、暮らしへ、連帯して声を上げよう 女性同士つながる「フェミブリッジ」30日に那覇で開催


政治へ、暮らしへ、連帯して声を上げよう 女性同士つながる「フェミブリッジ」30日に那覇で開催 「フェミブリッジアクション@沖縄」への参加を呼び掛ける高岡直子さん(右)と島袋和美さん
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄県内で進む軍事拡大の動きに対する不安や相次ぐ値上げなど、暮らしの悩みを女性同士で分かち合い声を上げようと、県内在住の女性有志が30日に那覇市おもろまちで「フェミブリッジアクション@沖縄」を開催する。

 「女性の声で政治を変えよう」を合言葉に、23日から全国で展開されている市民連合の女性メンバーの取り組みに共感した県内在住の女性有志らが企画。女性同士でつながり、政治や暮らしへ声を上げやすい環境をつくろうと一歩踏み出す。

 女性有志らは、24日に開かれた「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」の設立集会に参加した。県内各地で進むミサイル配備など軍事拡大、「台湾有事」をあおる国の姿勢への危機感や平和への思いを多くの人と共有する集会が大事な取り組みである一方、30~50代の女性が子育てや介護で忙しく、参加のハードルの高いことが気になっているという。
 呼び掛け人の一人である南風原町在住の医師、高岡直子さん(52)は、コロナ禍で貧困や差別が女性に集中し生きづらい社会になる一方、話せる場がないという声を聞き「女性が声を上げやすい環境への一歩として、ゆるっと入って来られる場所にしたい」と話した。
 当日は、国際女性デーなどで用いられるテーマ色のミモザイエローを身に着け、街頭でプラカードを掲げるスタンディングやリレートークを行う。お茶を飲みながら交流する場も設ける。
 高岡さんと活動する保育士の島袋和美さん(58)は「集会に参加してこぶしを上げられなくても、こんな方法もあると知ってほしい」と参加を呼び掛けた。アクションは30日午後6時~7時、那覇市おもろまちにあるサンエー那覇メインプレイスの新都心公園側の歩道にて。詳しくは、X(旧Twitter)で「フェミブリッジ@沖縄」で検索。 

(慶田城七瀬)