有料

「ドナネマブ」 厚労省へ申請 米大手、認知症薬


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米製薬大手イーライリリー日本法人は26日、アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」に関し、厚生労働省に製造販売の承認申請を完了したと発表した。病気の原因に働きかける仕組みの「疾患修飾薬」と呼ばれる新しいタイプのアルツハイマー病薬で、承認されれば製薬大手エーザイなどが開発した「レカネマブ」に次いで2例目となる。
 ドナネマブは脳内に蓄積し、病気の原因になるとされる有害タンパク質「アミロイドベータ」に結合し除去する抗体薬。アルツハイマー病による軽度認知症患者と、その前段階の軽度認知障害の人を対象としている。
 イーライリリーは7月、米食品医薬品局(FDA)への承認申請を終えたと発表、年内に米当局から承認可否を判断される見込みという。