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用心棒代授受 再逮捕へ/県警 キャバクラ経営者ら


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

暴力団への利益供与を禁じて罰則を科す県暴力団排除条例の規定が初適用され、県暴排条例違反容疑で暴力団員2人に加えキャバクラ店経営者ら2人の計4人が逮捕された事件で、県警と那覇署、沖縄署で組織される特別合同捜査本部は27日にも、県内の他の店舗で暴力団に対する金銭授受があったとして、同容疑でキャバクラ店経営者ら複数人を再逮捕する方針を固めた。26日までに関係者への取材で分かった。
県警特捜本部は7月、那覇市松山や沖縄市上地(通称中の町)の飲食店など複数箇所に家宅捜索に入り、現金数百万円や携帯電話などを押収した。
関係者によると、これまでに押収した関係資料を精査するなどしたところ、用心棒代などの名目で暴力団に現金を支払ったとみられる飲食店が複数店確認されたという。キャバクラ店経営者らは、ほかの店舗から用心棒代など集め、暴力団員らに供与していたとみられている。