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戦争準備の日米合同訓練に反対 本島中部の12団体が連携 市民集会に向け実行委員会発足


戦争準備の日米合同訓練に反対 本島中部の12団体が連携 市民集会に向け実行委員会発足 日米合同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」に反対する市民集会実行委員会のメンバーら=29日、沖縄市の登川公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中部】本島中部を中心とした12の市民団体でつくる「戦争準備の日米合同訓練反対!弾薬庫建設・ミサイル配備ゆるさない市民集会」実行委員会は29日、10月12日の同集会への参加を求め、沖縄市の登川公民館で記者会見を開いた。実行委員会は22日に発足した。12団体が連帯しての行動は初めて。基地被害や県内の軍事化加速への抗議を強めることが目的だ。

 同実行委員会は10月14~31日に実施される日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」で公道が使用され、軍事訓練に民間施設の使用が常態化することへの懸念を示した。

 ミサイル配備から命を守るうるま市民の会の照屋寛之共同代表は、沖縄市の弾薬庫建設やうるま市勝連分屯地のミサイル配備などと連動して「戦争への道を歩んでいる」と危機感を示した。

 10月12日の市民集会は午後4時半から沖縄市の胡屋十字路で開催する。日米共同訓練や基地被害への抗議、各市町村長へ市民の命・暮らしを守る対応を求める。

 デモ行進も予定している。

 第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団の新川秀清団長は「再び沖縄を戦場にさせてはいけない。心一つに頑張ろう」と参加を呼びかけた。日米共同訓練期間中には公道使用への抗議行動も計画している。

 自衛隊の弾薬庫等建設に反対する沖縄市民の会の仲村未央さんは「加速する軍事化の動きに継続して抗議を示し、沖縄全体をつなげる役割も果たしたい」と話した。

 (金盛文香)