少年に大麻を譲り渡したか、那覇署が19歳少年を逮捕 強盗事件で逮捕の少年が隠し持つ 少年は容疑を否認


少年に大麻を譲り渡したか、那覇署が19歳少年を逮捕 強盗事件で逮捕の少年が隠し持つ 少年は容疑を否認 パトカー(資料写真)
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 那覇署は28日、17歳(当時)の少年に大麻植物片約3・89グラムと液体大麻約5・65グラムを譲り渡したとして、大麻取締法違反(譲渡)の容疑で那覇市の無職の特定少年(19)を逮捕した。5月にゆいレールおもろまち駅で発生した強盗傷害事件で逮捕された少年らのうちの1人に譲り渡したという。容疑を否認している。

 逮捕容疑は6月中旬、那覇市牧志の路上で少年に大麻を無償で譲り渡した疑い。

 那覇署によると、大麻を所持している少年がいるとの情報を得て捜査していたところ、少年の強盗傷害事件への関与が浮上した。同署は7月、強盗傷害容疑で少年を逮捕、その後、少年の関係先から隠していた大麻が見つかったという。

 那覇署は、大麻取締法違反で逮捕した特定少年と少年の関係性や譲渡した動機などを調べている。

 また、那覇署は28日、那覇市安里のホテル駐車場で若干量の大麻植物片を所持していたとして、大麻取締法違反(所持)容疑で自称建設作業員の男(20)=同市=を逮捕した。容疑を否認している。

 同署によると、28日午後7時過ぎ、少年に大麻を譲渡した疑いの特定少年が逮捕されたホテル周辺で警戒に当たっていた警察官が、不審な動きをした建設作業員の男に職務質問したところ、かばんの中から小袋に入った大麻が発見されたという。建設作業員の男と特定少年の関係性は不明で、署は関連も視野に捜査を進めている。