校舎に響くクラシックギターの音色 村治奏一さんが知念小で演奏会 沖縄・南城


校舎に響くクラシックギターの音色 村治奏一さんが知念小で演奏会 沖縄・南城 クラシックギターを演奏する村治奏一さん=23日、南城市知念久手堅の知念小学校
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 【南城】普段プロの生演奏を聴く機会が少ない人に音楽を届ける活動をしているNPO法人ミュージック・シェアリング(東京)の協力アーティストで、ギタリストの村治奏一さんが23日、南城市の知念小学校を訪れ、コンサートを開いた。

 村治さんは繊細な指使いで「フェリシダーヂ」や「フォーコ」、映画「サウンド・オブ・ミュージック」より「私のお気に入り」など5曲を披露した。前列の児童らは1メートルほどの近距離でクラシックギターの豊かな音色に耳を傾けた。

 児童らは積極的に質問を投げかけ、村治さんはクラシックギターを始めたきっかけやエレキギターとの違いを紹介した。

 6年生の安里真依さん(12)は「ギター一つでいろいろな音を出してすごい。透明感のある音が突き抜けて届いてきた」と笑顔だった。

 村治さんは24日も久高小中学校を訪れ、コンサートを実施する。ミュージック・シェアリングは、世界的バイオリニストの五嶋みどりさんが理事長を務める団体で、初夏と秋に全国の学校や病院などを協力アーティストが訪問し、音楽に触れ合う時間を提供している。 (上江洲仁美)