豊見城市下水道 4月に値上げへ 審議会が答申


社会
豊見城市下水道 4月に値上げへ 審議会が答申 豊見城市役所(資料写真)
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 豊見城市の「市上下水道事業審議会」(平敷徹男会長)は24日、同市の下水道の使用料について値上げを答申した。答申した改定案によると、一般的な4人世帯(汚水量・月20立方メートル、税別)で現行の1220円が1500円となる。市は来年4月の改定を目指す。

 同審議会は、(1)市の下水道料金が現行で県内11市で最低水準にある(2)水道事業からの借り入れに依存し収支均衡が図れない―などから「経営改善を図る必要がある」と結論付けた。
 審議会が24日、徳元次人市長に答申書を手渡した。市は答申を基に市議会12月定例会で条例の改正案を提案する。

 同市の下水道事業は3年連続で水道事業から1億円の借り入れを行っている。審議会は(1)水道事業からの借入金の解消・減少(2)節水型家庭用品の普及など、節水型社会への移行に合わせた料金体系の構築―などを視野に料金の在り方を議論してきた。 

(岩崎みどり)