県内に住む外国人への差別反対を訴えるスタンディングが25日、那覇市役所前であり、市民ら十数人が駆け付けた。スタンディングはヘイトスピーチの抑止に取り組んでいる「沖縄カウンターズ」の呼びかけで実施した。市民らは県内で外国籍を理由にアパート契約などを拒否するケースが相次いでいる現状を踏まえ、「外国人お断りは差別です」「入居拒否をやめてください」などと書かれたプラカードを掲げた。
沖縄カウンターズの40代女性は「人種などの属性で排除するのは差別だ。真の共生社会実現のためにも市民一人一人が意識しないといけない」と語った。
別の50代女性は「沖縄は今、どの業種も人手不足で、外国人がいないと成り立たない。スタンディングすることで外国人に対する差別があることを可視化したい」と語った。
(吉田健一)