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那覇市の国際通りで5日午後、「琉球王朝絵巻行列」が4年ぶりに行われた。「首里城復興祭」(首里城祭実行委員会主催)の最終日のイベントで、国王・王妃の行列を一大絵巻で再現し、国際通りは琉球王朝の華やかな衣装や音楽、踊りに包まれた。
絵巻行列は「御轎(うちゅう)」と呼ばれる乗り物に乗った国王の渡嘉敷大雅さん、王妃のスピーナ瑛利香さんらによる「琉球国国王王妃行列」を先頭に、中国皇帝の使節団や伝統芸能団など総勢400人が国際通りを練り歩いた。現代版の組踊もあった。
沿道から行列を動画に収めていた那覇市の瑞慶覧友三さん(60)と結愛さん(12)は「初めて見に来たが、とても楽しかった。王様の行列はとても迫力があった」と話した。
新型コロナウイルス禍で中断する前は毎年見に来ていたという北海道帯広市の常盤恵子さん(80)は「この日を待っていた。皆さん大変な苦労があったと思うが、お天気の中、威厳のある行列ができて良かった」と語った。
首里城焼失前は「首里城祭」として実施していたが、正殿完成までは復興への願いを込めて「首里城復興祭」としている。首里城正殿は2026年秋に完成予定。
(南彰)