県ファッションデザイナーの会会長で、県内ファッション界の発展に尽力した仲井間文子(なかいま・ふみこ)さんが16日午前9時19分、大腸がんのため、那覇市の病院で死去した。88歳。自宅、出身は那覇市。告別式は22日午後1時から1時45分に那覇市曙1の20の39、那覇葬祭会館本館で。喪主は長男憲彰(けんしょう)さん。
文化服装学院を卒業後、沖縄三越専属デザイナーを長年務め、県ファッションデザイナーの会会長やファッションデザイナークラブ琉球(FDR)顧問を担った。県内のファッションデザイン界の草分け的な存在で、かりゆしウエアやミス沖縄のコスチュームなど、ファッションを通して沖縄の染め織りを発信した。
学校現場でもデザインの講師を務めるなど、多くのデザイナーを指導・育成してきた。2020年度の県文化功労者にも選ばれた。