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1000万円分の商品を廃棄 販売会社の社長「店も客側も悪い」 大麻グミ販売 沖縄


1000万円分の商品を廃棄 販売会社の社長「店も客側も悪い」 大麻グミ販売 沖縄 立ち入り検査を受ける販売店=22日、那覇市
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 大麻類似成分HHCHを含むグミ(通称「大麻グミ」)を食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題で、県内3店舗でHHCH含有商品を扱っていた店舗を運営する会社の社長(46)が22日、本紙などの取材に応じた。販売価格で1千万円分相当の商品を廃棄したとし、今後はHHCHだけでなく、同成分に似た系統の商品の販売も取りやめたいとした。一連の問題については「店側も客側も悪い」との見解を示した。

 この会社が運営する店舗では、グミではなく吸引器具に挿して吸うカートリッジ型の商品を扱っていた。1本当たり1万8千円で販売していたが、21日までに3店舗合計で600本ほどを廃棄したという。

 運営店舗ではこれまで健康被害は確認されていないとした上で、「多量摂取などによる危険性はある」とし、店側にはきちんと用量などを説明する責任があり、客側も適切な使用法を把握する必要があるとした。

 「(違法でない大麻関連商品への)需要はあるため、取り扱っていた店舗がみんな(HHCH含有商品の)扱いをやめるのならば、別の成分の商品に流れると思う。そこまで売り上げなどには影響はないだろう」との認識を示した。