南部医療センター・こども医療センターでは、5月に危険ドラッグを使用した未成年の患者を治療したのを機に対応を検討し、患者が急増した8月から集計を始めたという。
患者の搬送経路は那覇市の国際通り周辺が多かった。患者10人が摂取した商品形状は吸入するリキッドが最も多い7件で、クッキー1件、グミ1件だった。残る1件は黒い粉状の商品を摂取した未成年が帰宅後に目覚めなかったために救急搬送されたという。
カフェの店員に勧められて吸入した未成年の一人は、体調不良になったため親類に付き添われて受診してきたという。にぎわう街中で未成年までも使用する事態に、土屋洋之医師は「現状では大事故に至っていないが使用者が増えればリスクは高まる」と指摘した。