有料

屋久島沖、漂流物を多数回収 オスプレイ墜落 捜索活動、行方不明者発見に至らず


屋久島沖、漂流物を多数回収 オスプレイ墜落 捜索活動、行方不明者発見に至らず 屋久島漁協の漁師らが屋久島の南の海上で回収した墜落したオスプレイの機材=30日午後4時前、鹿児島県屋久島の安房港
この記事を書いた人 Avatar photo 大嶺 雅俊

 【屋久島で大嶺雅俊】鹿児島県屋久島沖で、米空軍横田基地所属の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが墜落したことを受け、地元の屋久島漁協所属の漁業者らが30日、屋久島町からの要請を受けて同島沖での捜索活動を実施した。墜落したオスプレイの回転翼の一部とみられる部品など多数の漂流物を回収したが、行方不明者の発見には至らなかった。

 屋久島漁協によると所属船9隻が参加。午前11時前から順次、安房港を出港した。捜索した漁業者によると、潮の流れの速さを踏まえて、オスプレイが墜落した海域から南西に約20キロ離れた島の南方の海上を捜索したという。

 船は午後3時すぎから相次いで帰港、回収品を陸揚げした。回収品にはオスプレイの機材とみられる部品のほか、バッグなどもあった。漁船に積載できない、機体の一部とみられる物体もあったという。同漁協は回収品を海保に引き渡すとしている。