【読谷】読谷村の体験王国むら咲むらで1日、「琉球ランタンフェスティバル」が始まり、点灯式が開催された。3千個以上のランタンや青森県のねぶた職人が作成した竜のねぶたなどが冬の夜を彩った。村や商工会などで構成する読谷村地域活性化連携体が主催し、琉球新報社が共催する。
琉球ランタンフェスティバルは今年で9回目。初の試みとして青森県からねぶた職人を招き、琉球王朝時代の街並みを再現した施設に合う竜のねぶたを制作・展示した。
寒空の下、ランタンに明かりがともされ、会場は暖かな光に包まれた。石嶺伝実読谷村長は「夕暮れから夜の読谷の美しさを最大限引き出すために力を入れた。光り輝く夜を楽しんでほしい」と呼びかけた。
ねぶたの竜の前で記念撮影をしていた小池春美さん(74)=神奈川=は「(ランタンが)夜に映えている。幻想的な感じが良い」と明かりを見つめた。 (金盛文香)