講談社は、俳優でエッセイストの黒柳徹子さんが1981年に同社から刊行した「窓ぎわのトットちゃん」が、「最も多く発行された単一著者による自叙伝」として、ギネス世界記録に認定されたと18日付で発表した。全世界の累計発行部数は今年9月末時点で2511万3862部に上っている。
認定は12月14日付。同書は、黒柳さんの幼少期の日々を生き生きと描いた自伝的物語。講談社によると、国内では文庫版などを含め800万部以上を売り上げ、20以上の言語に翻訳されている。
今年10月には42年ぶりに続編を刊行し、既に50万部を突破。12月8日から初のアニメ映画が全国公開されている。
黒柳さんは講談社を通じ「自分の子どもの時のことを書いておきたいと、わりと純粋な気持ちで書きはじめた本。海外の読者にも受け入れられたのかなと思うとうれしい」とコメントした。
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「トットちゃん」 ギネス記録認定 自叙伝、世界で発刊
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琉球新報朝刊