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摘発、救急搬送相次ぐ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 オーバードーズは若者を中心に問題化している。「嫌なことを忘れたい」といった現実逃避が目的とされる。安易に手を出せば急性中毒による健康被害の恐れがあり、救急搬送が相次ぐ。警察は違法販売の摘発を進めている。
 警視庁などによると今月、せき止め薬を大量に飲んだとみられる若い女性が足立区の路上で倒れ、救急搬送された。東京都目黒区の小学校でも、市販のものとみられる薬を過剰に摂取した児童2人が体調不良を訴えて病院に運ばれた。
 東京・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一角に集まる少年少女らが関係するケースも少なくない。警視庁は12月の土曜日の3日間(2、9、16日)にトー横やその周辺で延べ29人を補導したが、オーバードーズ目的とみられる市販のせき止め薬を所持する少女が複数いた。