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女性ら役所前で抗議


女性ら役所前で抗議 真相解明を求める抗議のスタンディングを行う女性有志の「フェミブリッジアクション@沖縄」メンバーら=20日、南城市役所
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 セクハラ疑惑に関する古謝景春市長の緊急質疑があった20日の南城市議会には、傍聴を求め市民ら60人余りが集まった。議場の傍聴席に収まり切らず、ロビーにあふれた人々はモニターに映し出される議場の様子を食い入るように見つめた。開会前の午前9時からは約35人の女性たちが市役所玄関前に並び、抗議のスタンディングを行った。参加者はプラカードを持って並び「セクハラ疑惑を調べてください」「声を上げやすい社会にしよう」などと訴えた。
 スタンディングを呼びかけたのは、県内の女性有志でつくる「フェミブリッジアクション@沖縄」。事務局の高岡直子さん(52)=南風原町=は「声を上げた元運転手の女性を一人にさせないという思いで呼びかけた」と話した。「女性が声を上げたことに対する市長の『魅力を感じない』という発言はセクハラであり人権侵害だ。市のトップによる発言とは思えず怒りを感じる」と語気を強めた。 (岩崎みどり)