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転倒などで 13人がけが 北陸地方で大雪


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 22日から大雪に見舞われた北陸地方では23日にかけ、住民が転倒したり、車がスリップしたりする事故が相次ぎ、13人がけがをした。石川県輪島市では、倒木が道路をふさぐなどしたため一時176世帯が孤立した。
 金沢市で6人が転倒や除雪作業中の事故で軽傷、福井県でも4人がけがをした。スリップ事故も相次ぎ、富山県では85件、3人が軽いけが。福井県では北陸自動車道などで21件起きた。
 輪島市によると、倒れた木や垂れ下がった電線が道をふさぎ、車の往来ができず、孤立する集落が相次いだ。
 市などは除雪や倒木の撤去を進め、徐々に解消しつつあるが、同日夕方時点で、120世帯の孤立が続いている。体調不良を訴えている人はいないという。
 石川県では、輪島市など能登地方を中心に2千戸超が停電。北陸電力送配電が順次、復旧作業を進めている。