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観測船「しらせ」 昭和基地に接岸


観測船「しらせ」 昭和基地に接岸 南極観測船「しらせ」を出迎える隊員ら=25日(南極観測隊同行記者撮影)
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 【昭和基地=南極観測隊同行記者】南極観測船「しらせ」(斎藤一城艦長)は25日、昭和基地に接岸した。日本を先月10日に出発し、往路の航海を終えた。基地への物資・燃料の氷上輸送が本格的に始まる。
 「しらせ」は東オングル島にある昭和基地沖約230メートルで停止した。当初は23日に接岸予定だったが、ブリザードの影響で延期していた。
 既に昭和基地に到着している第65次南極観測隊や、第64次越冬隊の隊員は一帯を見渡せる岩場「見晴らし岩」に集まり、南極までの道のりを共にした「しらせ」を大きく手を振って出迎えた。第65次隊の秋山淳二さん(38)=関電工、東京都江戸川区出身=は「5日前まで乗っていたのに、長い時間離れていた気がする」と話していた。