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重点全8事件 指示役を起訴 5都府県の広域強盗


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 東京地検は26日、昨年10月に東京都稲城市の住宅で起きた事件の強盗致傷罪などで、「ルフィ」を名乗り広域強盗を指示したとされる特殊詐欺グループの今村磨人容疑者(39)ら幹部4人を起訴した。警視庁と千葉、京都、広島、山口の4府県警の合同捜査本部が重点対象とした全8事件で指示役が起訴された。
 他の3人は渡辺優樹(39)、藤田聖也(39)、小島智信(46)の各被告。東京地検は渡辺、藤田の両被告を1月にあった千葉県大網白里市の事件の強盗致傷罪でも起訴した。小島被告は稲城市の事件と昨年11月の山口県岩国市の事件、同12月に起きた東京都中野区の事件の強盗致傷や強盗未遂容疑などで再逮捕されていたが東京地検はいずれもほう助罪で起訴した。
 広域強盗の指示役の捜査は大きな区切りを迎えたが、警視庁は今後も実態解明を続ける方針。8事件以外の広域強盗事件や特殊詐欺事件についても各地の警察が捜査を進めるとみられる。