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地域課題新たな気付き 県内15高校が出場、議論 マイプロジェクトアワード


地域課題新たな気付き 県内15高校が出場、議論 マイプロジェクトアワード 「全国高校生マイプロジェクトアワード2023県サミット」に参加した高校生ら=6日、那覇市泉崎の琉球新報社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 高校生が地域の課題や自身の興味を基にした取り組みを発表する「全国高校生マイプロジェクトアワード2023県サミット」(マイプロジェクト県事務局主催)が6日、那覇市泉崎の琉球新報社で開かれた。県内15校が出場。取り組みで得た学びを参加者らで共有し、質疑、議論を通じて新たな学びや気付きを得る機会になった。
 会場では七つのブースを設け、各校が取り組んだ内容をデータなど資料を活用して伝えた。
 美里高3年生のグループは、小学校と連携して児童向けに読み聞かせの動画を作成し、学校に届ける活動を報告した。
 活動を通じ「高校生自身も探求的な学びを深め、小学生側は一番近い大人である高校生と関わることでキャリア教育になる」と得られた学びを紹介。持続可能な活動によって質の高い教育や教員らの負担軽減などSDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できることを強調した。
 普天間高1年生のグループは「戦争と命」をテーマに発表した。戦争体験者からの聞き取りや生徒に「今戦争があったらどうするか」などのアンケート調査を実施。命を守るために「相手を思いやる」ことなどが求められ、家族や友だちと仲良くなり助け合えるような人格を形成するために、多くの人と関わり合う大切さを訴えた。
 イベントの詳細は、後日に「OKINAWA SDGsプロジェクト(OSP)」の特集面で掲載する。(小波津智也)