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米軍飛行禁止 防衛局に要請 辺野古有志の会など


米軍飛行禁止 防衛局に要請 辺野古有志の会など 沖縄防衛局へ要請する(左から)大城敬人さん、大城重吉さん、金城武政さん、船津泰蔵さん=19日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【嘉手納】新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会は19日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、名護市久辺3区上空での米軍機飛行禁止と住宅地に最も近い米軍の着陸帯・フェニックスの即時閉鎖、撤去を要請した。
 辺野古有志の会とティダの会は、2023年に名護市教育委員会が市内小中学生を対象にした米軍機の騒音に関するアンケートなどを示し、久志3区上空を米軍機が低空飛行することによる騒音被害や墜落事故への不安を訴えた。
 沖縄防衛局企画部の山里昭智連絡調整課長補佐は「周辺住民への影響を最小限にとどめるよう米軍に申し入れる」と回答した。
 ティダの会の大城重吉共同代表は「何度も要請しているが具体的な回答がない」と苦言を呈した。辺野古有志の会の金城武政さんは「騒音や事故への不安で平時の暮らしは崩れている。さらに国は辺野古の新基地建設を強行的に進めている。このままでは人が住めなくなる」と不安を語った。有志の会とティダの会は2月にも沖縄防衛局へ要請するとしている。
 (金盛文香)