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車両115台が 石材を運搬 キャンプ・シュワブ


車両115台が 石材を運搬 キャンプ・シュワブ 新基地建設反対を訴える市民ら=19日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で19日、新基地建設に反対する市民らが「民意は新基地建設反対」「基地のない沖縄を返せ」と抗議の声を上げた。
 午前9時から、3回の抗議活動で延べ60人が参加した。同日は115台の工事車両が石材や重機などを基地内に運搬した。目立った海上作業は確認されなかった。前日に引き続き、強風などが理由とみられる。ヘリ基地反対協議会海上行動チームも同日、強風のため海上での抗議は控えた。
 九州各地から救護ボランティアの全日本民主医療機関連合会(民医連)のメンバーら約20人がゲート前を訪れ、抗議活動を見学した。理学療法士の男性=福岡県=は「実際に辺野古に来たことで、沖縄の置かれている理不尽な状況を少しは知ることができた。福岡でこの経験を伝えていきたい」と真剣な表情で話した。 (玉寄光太)