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施設退所後 生活難しい 全国交流会で報告


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 親の死亡や虐待といった理由で児童養護施設や乳児院、里親家庭などで育った人たちが、施設などを退所した後に抱える課題について話し合う全国交流会の報告会が20日、オンラインで開かれた。参加者は「サポートがなく生活基盤をつくるのが難しい」などと悩みを打ち明けた。
 交流会では経験者らが、退所後に感じる具体的な困難として「税金などお金の管理が難しい」「頼れる人が少なくて出産が不安だ」などと挙げた。当事者の女性は「制度は整ってきたが、社会の理解は広がっていない。人や予算がある首都圏にサービスが偏り、地域間格差の解消も課題だ」と訴えた。